保護クリームとハンドクリームの違いってなに?

保護クリーム

皆様は保護クリームをご存知でしょうか?

水仕事や油仕事の手荒れ予防や対策として、多くの方はハンドクリームを使用すると思います。

一方で保護クリームはあまり知られていませんが手荒れの予防ができるクリームです。

これらのクリームは似ているようで目的や使うタイミングが違います。

本記事では、そんな保護クリームとハンドクリームの違いを簡単に解説します。

保護クリームとハンドクリームについて

ハンドクリームの特徴

乾燥や手荒れを感じた際に多くの方はハンドクリームを使用するのではないでしょうか。

ハンドクリームは水仕事や油仕事などの作業後に塗ることで、作業で失われた保湿成分を補うことができます。

水仕事や油仕事などの作業は手のうるおい成分や皮脂が失われやすいため、乾燥や手荒れを進行させる原因となります。

そこでハンドクリームを塗ることで手から失われたうるおいと皮脂を補い、乾燥や手荒れを防ぐ効果があります。

また、ハンドクリームにもさまざまな種類があり皮膚の回復を促進させるものや手のゴワゴワと硬い皮膚を柔らかくする効果のあるものも存在します。

手の状態やお悩みに合わせて最適なハンドクリームを選ぶと良いでしょう。

保護クリームの特徴

保護クリームは独自の保護膜を形成し皮膚に刺激物が直接付着することを防ぐクリームのことを言います。

主にシリコン系の原料が配合され、保護膜を形成することで皮膚を守ることができます。

また、水や油をはじくものもあるため一度塗ると数時間効果を持続することができます。

そのため、金属加工業や農業など手荒れが起こりやすいとされる業種で使用されています。

保護クリームとハンドクリームの違い

上記では保護クリームとハンドクリームの特徴について解説しました。

手荒れに対して塗るクリームという共通点がありますが、それぞれに違いがあります。

ここからはその違いについて見ていきましょう。

塗るタイミングの違い

保護クリームとハンドクリームの違いで一番わかりやすいのは塗るタイミングです。

ハンドクリームは作業によって失われたうるおいや皮脂を補う効果があると説明しました。

つまりハンドクリームは作業後に塗ることが一般的です。

一方で保護クリームは刺激物が皮膚に直接付着することを防ぐ効果があるため作業前に塗ることが一般的です。

刺激物を扱う作業の前に塗ることで皮膚をコーティングし、直接付着しないようにします。

数時間効果が持続しますが、作業中にとれてしまうこともあります。

そのため、効果を持続させるためにもこまめに塗り直すと良いでしょう。

このようにハンドクリームと保護クリームには塗るタイミングに違いがあります。

ではハンドクリームは作業前には塗らないのか?と言われるとそうではありません。

ハンドクリームも作業前に塗ることで保湿はできます。

しかし、ハンドクリームにはコーティング効果がありません。

そのため作業前は保護クリームでコーティングし、作業後にハンドクリームで保湿をする方法がおすすめです。

役割の違い

塗るタイミングだけでなく役割にも違いがあります。

上記で説明する中でもうお気づきの方もいらっしゃると思いますが解説していきます。

ハンドクリームは主に手や皮膚を保湿する役割があります。

作業により手のうるおいや皮脂が失われると手が乾燥してしまいます。

乾燥することで手のバリア機能が失われ、手荒れを引き起こします。

そのバリア機能を補うのがハンドクリームの役割です。

一方、保護クリームは刺激物から手や皮膚を守る役割があります。

配合成分に含まれるコーティング機能により刺激物が手や皮膚に直接付着するのを防いでくれます。

つまりハンドクリームは回復や治すといった意味合いが強く、保護クリームは予防といった意味合いが強くなっています

結局保護クリームとハンドクリームのどっちを使えばいいの?

ここまで、それぞれの違いについて解説しました。

そこで役割や塗るタイミングが違うならどっちを使えばいいの?と疑問に思った方もいると思います。

結論を言えば、保湿を求めるならハンドクリーム、刺激物から守りたいなら保護クリームになります。

しかし、おすすめはハンドクリームと保護クリームの併用です。

ハンドクリームは保湿力には優れていますが、コーティング効果はありません。

一方、保護クリームはコーティング効果はありますが、保湿力は高くありません。

お互いの足りない部分を併用により補うことができます。

併用の場合は、ハンドクリームを塗ってから保護クリームを塗るとハンドクリームが落ちにくくなり保湿成分が浸透します。

ただし、保護クリームとハンドクリームの種類によっては合わないものもあるため異変を感じたりかゆみなどを感じた場合はすぐに併用を止めるようにしましょう。

まとめ

本記事では、保護クリームとハンドクリームの違いについて簡単に解説しました。

これらのクリームには塗るタイミングや役割に違いがあります。

手荒れや乾燥に困っている方はご自身の状況に応じて使い分けると良いでしょう。

また、併用する場合はハンドクリームを塗ってから保護クリームを塗り、異変を感じたらすぐに併用をやめるようにしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

下記、手荒れにお困りの方におすすめの記事です。

ぜひご覧ください。

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