乾燥や水・油仕事で手荒れを起こしてしまった際、まず対策として思いつくハンドクリームですが、塗り方で効果が変わってきます。
ただ塗るだけでなく正しく塗ることで効果をさらに感じやすくなります。
本記事では、そんなハンドクリームの正しい塗り方とケアについて解説していきます。
ハンドクリームの正しい塗り方
ハンドクリームを塗るタイミング
皆様は、ハンドクリームをどのタイミングで塗っていますか?
乾燥を感じた時にこまめに塗る人、仕事前に塗る人、手洗い後毎回塗る人など人によって様々だと思います。
ハンドクリームには塗るべきタイミングがあります。
塗るべきタイミングを下記で解説していきます。
乾燥やカサつきを感じた時
手がカサカサと乾燥していると感じた時は、ハンドクリームを塗りましょう。特に冬の時期になると気温や湿度が下がり、空気が冷たく乾燥するため肌から水分が失われやすく乾燥状態になります。
乾燥は手荒れの初期症状と言われているため、悪化させないためにも日頃からのケアが大切になります。
手のカサつきや乾燥を感じた時にはハンドクリームをこまめに塗り、改善に努めましょう。
手洗い後やお風呂上がり
手の汚れを洗い流す際にハンドソープや石鹸を使用してるかと思います。
ハンドソープや石鹸は汚れだけでなく、手の皮脂やうるおい成分まで洗い流してしまっているため手が乾燥しやすくなります。
手洗い後は水気を拭き取った後、すぐにハンドクリームで保湿をすることで乾燥から手を守ってくれます。
水仕事や油仕事で1日に何度も手洗いする方は、手洗いの度に塗ることをオススメします。
また、お風呂上がりも同様です。お風呂上がりは手が温まっているため血行が良くなりクリームが浸透しやすくなっているためお風呂上がりはハンドクリームで保湿をしましょう。
寝る直前
寝る前には、マッサージをしながらハンドクリームを塗ると効果的です。
就寝中は手を使わないため日中ではベタつきが気になる高保湿のクリームでケアをすることで
より効果が実感できます。
いずれにしても、乾燥する「前」に塗ることがとても重要になってきます。
また、手洗い後やクリームが取れてきた時にはこまめに塗り直すことを意識するといいでしょう。
ハンドクリームの塗り方
ハンドクリームは塗り方を正しくすることで、十分な効果を発揮させることができます。
逆に言えば塗り方が正しくなければ十分な効果を発揮できません。
正しいハンドクリームの塗り方を知り、効果を高めましょう。
①手を清潔にする
まずは手を清潔な状態にしましょう。
ハンドクリームの効果を高めるためには手についた汚れを落とす必要があります。
汚れがついたまま塗ると浸透しにくくなるので、清潔な状態にしましょう。
②手の甲に適量のハンドクリームをつける
続いて、手の甲に適量のハンドクリームをつけます。ハンドクリームの適量は人差し指の第一関節程度だと言われています。
すでに手荒れがひどい状態の人は、第二関節程度のたっぷりした量で塗ると良いでしょう。
手を使う作業などでベタベタが気になる方もいると思います。作業内容や手荒れの状態に応じて量を調節しましょう。
またクリームの量が少ないと、肌同士で摩擦が生じ肌への刺激となるので注意が必要です。
③手の甲にハンドクリームを塗り広げる
手の甲と手の甲を合わせて塗り広げます。
手の甲は特に乾燥しやすいため、丁寧に塗りましょう。
④手のひらにハンドクリームを塗り広げる
手の甲にクリームを広げることができたら、手のひらに塗り広げていきます。
この時にマッサージをしながら塗ると血行が良くなり新陳代謝を促すことができます。
また手のひらが温まることで、ハンドクリームが浸透しやすくなります。
⑤乾燥しやすい関節のシワや爪の周りにハンドクリームを塗り込む
最後に乾燥しやすい関節のシワや爪の周りに塗り込んでいきます。
特に爪の周りはささくれが起きやすいので1本ずつ丁寧に塗り込みましょう。
また、細かなシワや爪の周りは塗り漏れが起きやすい箇所のため塗り漏れが内容に塗ることが大切です。